理事長のご挨拶
本学会について
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会の名称変更は、産婦人科医以外のヘルスプロフェッショナル、あるいは心理や教育関係者など、女性の心身医学に興味をお持ちの方々に広く参加していただきたいと言う趣旨から行なわれました。お蔭様で会員数も着実に増え、現在、年3回、学会誌を刊行し、また学術集会と研修会を毎年一回ずつ開催しております。
第一の理由
従来の疾患指向型医学モデルの限界がますます明白になってきたことです。検査、診断、分類、治療という一連の医療の流れでは、疾患を持つ人と持たない人という二項分類が生まれ勝ちですが、このモデルには、患者が加わっていないこと、すなわち心理学的、社会学的な全人的データが抜け落ちています。これでは、疾患の治療のみならず、予防や健康・福祉の増進、自己実現まで求められる21世紀の女性のニーズの対応できません。
第二の理由
心身医学の一般的な知識・技術の普及および研究です。心身相関に関する知識や薬物療法ならびにサイコセラピーなどが研修と研究の対象となるでしょう。これらは、次の項目の基礎をなすもので、本学会の研修でも繰り返し取り上げられてきております。
第三の理由
女性に特有な心身医学的問題の研修と研究です。これらの問題に関しては、思春期・周産期・更年期など女性の各ライフステージや不妊・腫瘍・性・ターミナルなどの病態ごと、あるいは生活環境ごとに、産婦人科、精神保健、看護、公衆衛生、心理などの領域から優れた業績が発表されておりますが、それらの方々と協力し、あるいは心身相関の立場からそれらを総合して女性の幸せを推進することが本学会の存在理由と考えます。
今回、ホームページが開設されることになり、また一歩、学会としての機能が充実されました。情報の伝達にとどまらず、白熱した議論の場となるよう、ご利用くださるようお願いいたします。
また本会は、国際女性心身医学会(ISPOG)の日本を代表するメンバーであります。次回総会は、2007年京都で開催します。この学会に関する情報は学会誌に掲載していますが、ホームページでも詳しくお知らせしますのでご期待ください。