日本女性心身医学会とは

女性の心身相関に関する研究の進歩・向上をはかり女性の心身の健康と福祉に貢献することを目的とした学術団体です。本会の前身は、この領域に関心をもつ産婦人科医有志を中心に「日本産婦人科心身医学研究会」として1974年に発足しました。しかし、その後、この分野の重要性が高まり、より広い領域からの知識や実践を包含する必要が出てきたため、女性心身医学関連領域からの多くの専門家の参加を得るため、1997年「日本女性心身医学会」と名称を改め、新たなスタートを切りました。

現在、本学会は、産婦人科、心療内科、精神科を中心とする医師のみならず、薬剤師、看護師、助産師、心理療法士など多彩な顔ぶれの参加者からなる個性的な学会として、発展を続けています。

現代の女性は、生物学的な性と社会的な性、伝統的な女性の役割と社会進出する新しい時代の女性像の狭間で身体的にも精神的にも非常に不安定な状態に陥りやすくなっています。

日本女性心身医学会は、ライフサイクル全体を通して女性の健康を応援していきたいと考えています。