研修会のご案内

第41回日本女性心身医学会研修会

テーマ 心身の健康の土台を整える ~レジリアンス向上をめざして~
日程 2026年2月7日(土) 13:00~16:30
開催形式 オンライン開催(ライブ配信のみ、オンデマンド配信なし)
担当 江川 美保(京都大学医学部附属病院 産科婦人科)
参加費 4,000円(会員・非会員共通)
運営事務局 京都大学医学部附属病院 産科婦人科 女性健康医学研究室
e-mail:pms*kuhp.kyoto-u.ac.jp
(*を@にかえてください)

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申し込み期間:2025年12月1日(月)正午~2026年2月7日(土)正午


プログラム

13:00~13:10 Opening remarks 江川 美保

13:10~14:20 特別講演
女性心身医療における対人関係療法(IPT)の力 ~心のあり方・コミュニケーションの側面から~
水島 広子 先生(水島広子こころの健康クリニック 院長・IPT-JAPAN 代表世話人、慶応義塾大学医学部 非常勤講師)

14:35~15:20 一般講演1
女性を支える漢方の力
谷川 聖明 先生(谷川醫院 院長・京都大学医学部附属病院 特任病院准教授)

15:20~15:50 一般講演2
栄養で生体機能を整える ~鉄欠乏対策を中心に~
大須賀 拓真 先生(京都大学医学部附属病院 産科婦人科 特定病院助教)

15:50~16:20 一般講演3
Bodily Autonomy ~わたしのからだだから~
池田 裕美枝 先生(医療法人心鹿会 海と空クリニック京都駅前 院長、NPO法人女性医療ネットワーク 理事長・一般社団法人SRHR Japan 代表理事)

16:20~16:30 Closing remarks 江川 美保

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会長からのご挨拶

今回の研修会では、従来の疾患別・病態別の枠を一歩越え、
人間が生来もつ自然治癒力・回復力(レジリエンス)をどう引き出すかに焦点を当てます。
心身医学の基盤である全人的医療の視点から、
生体の恒常性や適応力を支える ケア、マインドセットの整え方、漢方療法など、
日常臨床にすぐ活かせる実践知を多角的に学んでいただける内容です。


◆ 特別講演のご案内
特別講演には、わが国に対人関係療法(Interpersonal Psychotherapy; IPT)を導入された精神科医・水島広子先生 をお招きいたします。
IPTは、うつ病などに対する有効性が科学的に確立したエビデンスベースの短期精神療法で、
認知行動療法(CBT)と並ぶ実践的アプローチとして高い評価を得ています。
女性のライフステージに寄り添う心身医療との親和性は非常に高く、
そのエッセンスを日常臨床にどう生かすかを、それぞれのフィールドで深めていただけると確信しております。


◆ 会長としての想い
なお、私自身も約15年前にIPTと水島先生のご著書に出会い、
その考え方と姿勢が、長く私の診療と生活の大切な軸となってきました。
認知行動療法(CBT)と並ぶ実践的アプローチとして高い評価を得ています。
今回の研修会では、この恩恵を多くの先生方と分かち合い、
心身医療の深い力をともに再確認できればと願っています。


◆ 皆さまへ
多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。
本研修会が、明日からの診療・教育・研究のエネルギー源となりますように。


京都大学医学部附属病院 産科婦人科
江川 美保